タカノ綾の絵画空間には、19世紀のジャポニズム、現代の漫画、そしてサイエンス・フィクションの世界が融合されています。これらの絵画に表現される未来の想像世界に登場するヒロインは、色鮮やかな着物を着ている可愛らしい少女達。彼女達は、日本の江戸時代の少女のようでもあり、「可愛さ」を追求する現代の少女のようでもあります。世界的に高い評価を受けているタカノ綾の作品から、私達は今日の日本の現代アートと文化について深い洞察を得る事ができるでしょう。
本展「星と花、蜂蜜の夜」は、シーボルト・ハウスで今年1年を通し、現代の日本に顕著な「可愛い文化」を紹介するために開催される初の展覧会となります。
4月9日、10日:漫画ウィークエンド
© 2004 Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All rights reserved.