日本博物館シーボルトハウスにて、期間中『魚:鯉からサメまで』展と平行して、ニナ・サイエット(Nina Sajet, 1987年生まれ)の作品がご覧いただけます。今回展示するニナの作品は、日本の魚にひらめきを得て作られたたものです。
ニナ・サイエットニナ・サイエットは、自然と日常生活から得たひらめきで作品を製作しますが、今回ご覧いただく彼女の新しい連作『海に消えた』はまさに海底から拾い上げてきたものです。ただ、彼女の魚は陶製で、もちろん臭味がまったくありません。作品は水彩絵の具で着色され、透明の釉薬で仕上げられています。銅を酸化させて使うことで、また、美しく、水の滴るような効果を引き出しています。