展示

魚:サメから鯉まで

2012年4月7日 - 2012年7月9日

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シーボルトの収集した魚のコレクションは世界的にも重要な資料群です。今回、コレクションを所蔵するNCBナチュラリスの協力を得て、また、同博物館の学芸員マルティエン・ファン・オーイェン博士をキューレーターにお迎えして、シーボルトの魚コレクションの一部をこれまでにない方法でご紹介いたします。

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シーボルトは当時、日本海域に生息した魚をどのように記述し(させ)、写生させ、保存し、オランダに持ち帰ったのでしょう?この展覧会は、19世紀当時の魚類に関する知識、また、その知識が研究者の間に伝授され、分かち合われた過程、さらには、そのためにシーボルトの日本博物館が果たした役割をご紹介するとともに、当時、日本海域の魚のうち何種くらいが、オランダでも身近な魚であったのかなど、素朴な疑問にもお答えします。

シーボルトハウス『魚:サメから鯉まで』展。みなさまは、日本海域に生息した魚の種類の多さにきっと驚かれることでしょう。シーボルトが持ち帰った水彩画や剥製もご堪能ください。このうち川原慶賀の水彩画は、ほとんどが初公開となります。このほか、全長2メートルのサメの剥製、さらにおよそ1.5メートルのまんぼうの剥製は、もちろん日本の国魚、錦鯉もこの展来会の見所です。

シーボルトハウス『魚:サメから鯉まで』 は家族向けの展覧会ですが、生物学に興味のある方、絵画に興味のある方、さらには日本からお越しの皆様にも楽しんでいただけるように構成されています。お子様には海域探検旅行が用意して、お待ちしております。また、5月の休暇にはたくさんの特別イベントが用意されています。

どうそふるってご来館ください。